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羸
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つか
ふりがな文庫
“
羸
(
つか
)” の例文
「夜深うして
方
(
まさ
)
に独り
臥
(
ふ
)
したり、
誰
(
た
)
が
為
(
た
)
めにか
塵
(
ちり
)
の
牀
(
とこ
)
を払はん」「形
羸
(
つか
)
れて
朝餐
(
てうさん
)
の減ずるを覚ゆ、睡り少うして
偏
(
ひと
)
へに
夜漏
(
やろう
)
の長きを知る」
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
局に臨み交〻争ひ、雌雄未だ決せずば、毫釐も以て
差
(
たが
)
ふ可からず。局勢已に
羸
(
つか
)
れなば、精を専にして生を求めよ。局勢已に弱くば、意を鋭くして侵し
綽
(
と
)
けよ。
囲碁雑考
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
鄰家
(
りんか
)
に
道術
(
だうじゆつ
)
の
士
(
し
)
あり。
童顏
(
どうがん
)
白髮
(
はくはつ
)
にして
年
(
とし
)
久
(
ひさ
)
しく
住
(
す
)
む。
或時
(
あるとき
)
談
(
だん
)
此
(
こ
)
の
事
(
こと
)
に
及
(
およ
)
べば、
道士
(
だうし
)
笑
(
わら
)
うて
曰
(
いは
)
く、それ
馬
(
うま
)
は、
日
(
ひ
)
に
行
(
ゆ
)
くこと
百里
(
ひやくり
)
にして
猶
(
なほ
)
羸
(
つか
)
るゝを
性
(
せい
)
とす。
況
(
いはん
)
や
乃
(
いま
)
、
夜
(
よる
)
行
(
ゆ
)
くこと
千里
(
せんり
)
に
餘
(
あま
)
る。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
羸
漢検1級
部首:⽺
19画
“羸”を含む語句
羸弱
羸痩
羸馬
心相羸劣
羸弱懶惰
羸死
羸疲
羸者
羸驂
羸鶴
老羸
虚羸
貧羸
面羸