“綽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃく50.0%
あだ25.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高位の人命にかかわる事態などと言っておきながら、文脈の中に、しゃく々たる余裕をしめしている。人を馬鹿にしたようなところもある。
顎十郎捕物帳:16 菊香水 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
御熊野横町の名は昔から呼び習わしていたのであるが、近年は更に羅生門横町というあだ名が出来た。よし原に羅生門河岸らしょうもんがしの名はあるが、青山にも羅生門が出来たのである。
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
局に臨み交〻争ひ、雌雄未だ決せずば、毫釐も以てたがふ可からず。局勢已につかれなば、精を専にして生を求めよ。局勢已に弱くば、意を鋭くして侵しけよ。
囲碁雑考 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)