“余裕綽々”の読み方と例文
読み方割合
よゆうしゃくしゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何にしても戦争最中で明日も知れない命です。あなたが髪の毛の保存法を手帳に書き留めたには敬服しました。余裕綽々よゆうしゃくしゃくでしたな
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
そして、結局は昨日に比べてはるかに傲慢ごうまんな豹一にあきれてしまった。彼女の傲慢さの上を行くほどだったが、しかし彼女は余裕綽々よゆうしゃくしゃくたるものがあった。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
まずそれだけこの安土は、平和の余裕綽々よゆうしゃくしゃくたりで、四民を安からしめておるわれらの寸功もありといえましょうか。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)