“羸馬”の読み方と例文
読み方割合
るいば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渠はこの介抱をあるじおうなたのみて、その身は息をもかず再び羸馬るいばむちうちて、もと来しみちを急ぎけり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ひとり寒駅ノ泊リ壁ヲ隔テテコレヲ聞ケバ大ニ趣ヲ成ス。晁氏ガ小雨暗々トシテ人寐ネズ。臥シテ聴ク羸馬るいば残蔬ざんそムトイフトコロコレナリ。鶯声ノ耳ニ上ル近キモマタ愛スベシ。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)