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美登利
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みどり
ふりがな文庫
“
美登利
(
みどり
)” の例文
だから
横町
(
よこてう
)
の
野蕃漢
(
じやがたら
)
に
馬鹿
(
ばか
)
にされるのだと
言
(
い
)
ひかけて
我
(
わ
)
が
弱
(
よわ
)
いを
恥
(
はづ
)
かしさうな
顏色
(
かほいろ
)
、
何心
(
なにごゝろ
)
なく
美登利
(
みどり
)
と
見合
(
みあは
)
す
目
(
め
)
つまの
可愛
(
かわゆ
)
さ。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「たけくらべ」に正太が
美登利
(
みどり
)
に向って水道尻の加藤でいっしょに写真をうつそうと云うくだりがある。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
「一葉!
妾
(
わたくし
)
スッカリ忘れていましたわ。そう/\一葉がいますね。妾が、今まで読んだ小説の女主人公の中で、あの『たけくらべ』の中の
美登利
(
みどり
)
ほど好きな女性はないのですもの。」
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
畦道
(
あぜみち
)
づたいに
美登利
(
みどり
)
の帰ってくる中田圃の稲荷とはこれである
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
三日三夜泣きつゞけし
美登利
(
みどり
)
。
一葉女史の「たけくらべ」を読みて
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
▼ もっと見る
我
(
わ
)
が
罪
(
つみ
)
のやうに
平
(
ひら
)
あやまりに
謝罪
(
あやまつ
)
て、
痛
(
いた
)
みはせぬかと
額際
(
ひたいぎわ
)
を
見
(
み
)
あげれば、
美登利
(
みどり
)
につこり
笑
(
わら
)
ひて
何
(
なに
)
負傷
(
けが
)
をするほどでは
無
(
な
)
い
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
正太
(
しようた
)
はかけ
寄
(
よ
)
りて
袂
(
たもと
)
を
押
(
おさ
)
へ、
美登利
(
みどり
)
さん
昨夕
(
ゆふべ
)
は
御免
(
ごめん
)
よと
突然
(
だしぬけ
)
にあやまれば、
何
(
なに
)
もお
前
(
まへ
)
に
謝罪
(
わび
)
られる
事
(
こと
)
は
無
(
な
)
い。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今三年の後に見たしと廓がへりの若者は申き、
大黒屋
(
だいこくや
)
の
美登利
(
みどり
)
とて
生國
(
しやうこく
)
は紀州、言葉のいさゝか
訛
(
なま
)
れるも可愛く、第一は切れ離れよき氣象を喜ばぬ人なし、子供に似合ぬ銀貨入れの重きも道理
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
今三年の
後
(
のち
)
に見たしと
廓
(
くるわ
)
がへりの若者は申き、
大黒屋
(
だいこくや
)
の
美登利
(
みどり
)
とて
生国
(
せうこく
)
は紀州、言葉のいささか
訛
(
なま
)
れるも
可愛
(
かわゆ
)
く、第一は切れ離れよき気象を喜ばぬ人なし、子供に似合ぬ銀貨入れの重きも道理
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
美
常用漢字
小3
部首:⽺
9画
登
常用漢字
小3
部首:⽨
12画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“美登利”で始まる語句
美登利屋
美登利池
美登利屋坪太郎