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細大
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さいだい
ふりがな文庫
“
細大
(
さいだい
)” の例文
物心
(
ものごころ
)
ついた
小娘時代
(
こむすめじだい
)
から三十四
歳
(
さい
)
で
歿
(
みまか
)
るまでの、
私
(
わたくし
)
の
生涯
(
しょうがい
)
に
起
(
おこ
)
った
事柄
(
ことがら
)
が
細大
(
さいだい
)
漏
(
も
)
れなく、ここで
復習
(
おさらい
)
をさせられたのでした。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
さてこの『霊訓』であるが、これにつきては、モーゼス自身が、その序文の中で
細大
(
さいだい
)
を物語っているから、参考の為めに、その要所を
抄出
(
しょうしゅつ
)
することにする。——
霊訓
(新字新仮名)
/
ウィリアム・ステイントン・モーゼス
(著)
溺
(
おぼ
)
れかかったその
刹那
(
せつな
)
に、自分の過去の一生を、
細大
(
さいだい
)
漏らさずありありと、眼の前に見た事があると云う話をその
後
(
のち
)
聞いたが、自分のこの時の経験に
因
(
よ
)
って考えると
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
(
消印
(
けしいん
)
はどれもこれも違った局のであった)復讐の
呪咀
(
じゅそ
)
の言葉のあとに、静子のある夜の行為が、
細大
(
さいだい
)
洩
(
も
)
らさず、正確な時間を附加えて記入してあることに変りはなかった。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ああして戸部近江之介を
斬
(
き
)
らなければならないことに立ち到った経過、いま全心身を挙げて一
復讐魔
(
ふくしゅうま
)
と化し、
残余
(
ざんよ
)
の十七の
生首
(
なまくび
)
を
狙
(
ねら
)
っている自分の決心——それらを、
細大
(
さいだい
)
洩
(
も
)
らさず物語って
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
〔譯〕
靈光
(
れいくわう
)
體
(
たい
)
に
充
(
み
)
つる時、
細大
(
さいだい
)
の事物、
遺落
(
ゐらく
)
無く、
遲疑
(
ちぎ
)
無し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
左膳は今どっちかというと、苦境におちいっているかたち……これらの件を
細大
(
さいだい
)
洩らさず、順序もなしに与吉は、じぶんのことばでベラベラと弁じあげたのち、エヘン! とちょっとあらたまって
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“細大”の意味
《名詞》
細かいことと大きいこと。細かな事項と大まかな事項。
(出典:Wiktionary)
細
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
“細”で始まる語句
細
細々
細君
細工
細面
細作
細引
細流
細道
細紐