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糸屋
一
風呂浴びて
日の
暮れゆけば
突かけ
下駄に七五三の
着物、
何屋の
店の
新妓を
見たか、
金杉の
糸屋が
娘に
似て
最う一
倍鼻がひくいと
私の
知った
町の
糸屋で、
小僧が
欲しいということだから、
龍雄をやったらどうだ、
先方はみなしんせつな
人たちばかりだ。なんなら
私から
頼んであげよう。
道頓堀から
糸屋の
娘……
女朝日奈の
島めぐりで、わしが、ラバさん
酋長の
娘、と
南洋で
大氣焔。