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禁制
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きんせい
あらためていうまでもなく、ここは
御岳のお
止山で、
足踏みのならないところだのに、ふたりはその
禁制を気づかずに、どこの
山境から
迷いこんできたのであろう。
いつのころか、ここはカトリックの
修道院になって、道徳
堅固な外国の
僧侶たちが、女人
禁制の、清い、きびしい生活を送り、朝夕、
聖母マリヤに対する
礼拝を怠らない。
せよと
傍らへ
摺寄ればお粂は
疾より心得居し事ゆゑ一向
驚かずアイサ私しは
盜賊山賊の類でなく又
狐狸にても候はず
大願有て當山へ
籠りし者なり本社
拜殿は女人
禁制故此
茶屋にて
通夜を
本堂の阿弥陀様
計りでは此の不思議な
怖ろしい
宿業が除かれぬやうな気がするので、門徒宗でやかましい
雑行雑修の
禁制を破つて、
暇があれば洛中洛外の神社仏寺へ三男を
抱いて参詣した。
禁制の
宗門神を、あるはまた、血に染む
聖磔
「あの家の中は、
禁制の品だらけぢやないか」
最もはあ、
殺生禁制の
場所でがしたよ。
いつもは男子絶対
禁制の婦人浴場だったけれど、
誰彼の差別なく、入口から
雪崩れこんだ。
上野の
午刻が鳴つたら、
禁制の
賦を吹くのです