はふり)” の例文
神社の祭典に犠牲いけにえを供した事実が少からず証拠立てられる以上(別項「上代肉食考」参照)、また神を祭る「はふり」の名が、動物をほふるホフリ
「エタ」名義考 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
この屍体を截断することが即ちハフルであつて、しかもこの役目は神主が勤めたので、古く神主をはふりと呼んだのである。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
これより以下は人の田を作るべし、今より以後吾は神のはふりとなりて永代とこしえに敬祭せん、こいねがわくはたたるなかれ恨むなかれ云々
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
またちか淡海あふみ御上みかみはふりがもちいつくあめ御影みかげの神が女、息長おきなが水依みづより比賣に娶ひて、生みませる子、丹波たには比古多多須美知能宇斯ひこたたすみちのうしの王、次に水穗みづほ眞若まわかの王、次に神大根かむおほねの王
うま酒を三輪のはふりのいはふ杉
「諏訪のはふりの一族だの」
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もし出雲いづも石𥑎いはくまの宮二〇にます、葦原色許男あしはらしこをの大神二一をもちいつはふりが大には二二