石片せきへん)” の例文
々大なる石片せきへんり、打ち壞き小破片とし、其中そのなかより目的にかなひたるものをえらす迄は右に記せし所に同樣どうやうなるべきも、夫よりのちは或は左手さしゆに獸皮の小片を持ち皮越かはこしに石片せきへんつま
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
明かに知る由しと雖も製法の大畧たいりやくは先づいたごとく扁平なる石片せきへんりて之を適宜のはばるか、又は自然しぜんに細長き石を周圍しうゐより缺き减らし磨り减らしして適宜てきぎふとさにするかして
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
他の不規則ふきそくに高低は或はき或はりて全体ぜんたいを大なる牡丹餅ぼたもちの如き形とし兩面れうめん中央部ちうわうぶには尖端せんたんの鋭き石片せきへん又は鹿しか角抔つのなどて、他の小石を槌として之をち徐々にくぼみをまうけしならん。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)