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目配
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めくばせ
ふりがな文庫
“
目配
(
めくばせ
)” の例文
(案内して上げなはれ、
可
(
い
)
い旦那や、気を付けて、)と
目配
(
めくばせ
)
をする、……と雑作はない、その塗ったのが、いきなり、欄干を
跨
(
また
)
いで出る奴さ。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「誠に我儘者で致し方が有りません、何うか此の女の云う事はお気に留めぬ様に」といい更に余に向ってお浦を取り鎮めよと云わぬ許りの
目配
(
めくばせ
)
した
幽霊塔
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
豎牛もまた横から杜洩に
目配
(
めくばせ
)
して、頭の惑乱した病者にはつくづく困り果てたという表情を見せる。
牛人
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
宜
(
よき
)
ぞと竊に
目配
(
めくばせ
)
すれば赤川大膳藤井左京
直
(
つゝ
)
と寄て次助佐助が後に
立寄
(
たちより
)
突落
(
つきおと
)
せば
哀
(
あは
)
れや兩人は
數
(
すう
)
千
丈
(
ぢやう
)
の
谷底
(
たにそこ
)
に
眞逆樣
(
まつさかさま
)
に落入て
微塵
(
みぢん
)
に碎けて死失たりまた常樂院は五人の者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
するとモッフは、
舷側
(
げんそく
)
に
凭
(
もた
)
れているガルールの連中を
指
(
ゆびさ
)
しながら、役人の方へ
目配
(
めくばせ
)
をして
ラ・ベル・フィユ号の奇妙な航海
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
▼ もっと見る
「お話なら伺ひます。」と油井は迷惑して居る女中に
目配
(
めくばせ
)
して椅子へ掛けた。
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
家令家扶堪えかね、
目配
(
めくばせ
)
して、「山本、熊田、
其奴
(
そやつ
)
等
撲
(
たた
)
け。」と昔取りたる
杵柄
(
きねづか
)
にて
柔術
(
やわら
)
も少々心得たれば、や、と附入りて、えい、といいさま、一人を担いで見事に投げる。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
去
(
さ
)
れど今は
目配
(
めくばせ
)
して倉子が心に疑を起さしむ
可
(
べ
)
き時に非ず
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「妙も近頃は
不可
(
いけな
)
くなったよ。奥方と
目配
(
めくばせ
)
をし合って、とかく銚子をこぎって
不可
(
いか
)
ん。第一酌をしないね。学校で、(お酌さん。)と云うそうだ。小児どもの癖に、相応に皮肉なことを云うもんだ。」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
読者よ余の考えにては此点こそ最も大切の所なれば目科が充分に問詰るならんと思いしに彼れ意外にも
達
(
たっ
)
て問返さん様子なく余が
目配
(
めくばせ
)
するも知らぬ顔にて更に次の問題に移り「したが老人の殺されて居る所は
何
(
ど
)
うして見出した女 ...
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
「赤熊。」と二人は
囁
(
ささや
)
いて、ちょっと
目配
(
めくばせ
)
。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
配
常用漢字
小3
部首:⾣
10画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論