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獵師
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れふし
ふりがな文庫
“
獵師
(
れふし
)” の例文
新字:
猟師
それに追ひすがる喜三郎は、まさに山を見ざる
獵師
(
れふし
)
です。諸道具を蹴飛ばし、障子をハネ飛ばして、お近の襟髮に無手と手がかゝります。
銭形平次捕物控:196 三つの死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
足早
(
あしばや
)
に立去しは
恐
(
おそろ
)
しくもまた
巧
(
たく
)
みなる
企
(
くはだ
)
てなり稍五ツ時頃に
獵師
(
れふし
)
の傳九郎といふが
見付
(
みつけ
)
取散せし
笈摺
(
おひずる
)
并に
菅笠
(
すげがさ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
老人
(
らうじん
)
は
口
(
くち
)
をあいて
笑
(
わら
)
ひ、いや
珍
(
めづら
)
しくもない、まゝあること、
俄
(
にはか
)
の
雪
(
ゆき
)
に
降籠
(
ふりこ
)
められると、
朋
(
とも
)
に
離
(
はな
)
れ、
塒
(
ねぐら
)
に
迷
(
まよ
)
ひ、
行方
(
ゆくへ
)
を
失
(
うしな
)
ひ、
食
(
じき
)
に
饑
(
う
)
ゑて、
却
(
かへ
)
つて
人
(
ひと
)
に
懷
(
なづ
)
き
寄
(
よ
)
る、これは
獵師
(
れふし
)
も
憐
(
あはれ
)
んで、
生命
(
いのち
)
を
取
(
と
)
らず、
稗
(
ひえ
)
雪の翼
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
稱
(
たゝ
)
へ
兎角
(
とかく
)
利口
(
りこう
)
發明
(
はつめい
)
の樣に思はるゝなり則ち義經卿近くは
眞田幸村
(
さなだゆきむら
)
又平家にても知盛卿など皆其類にして漢の高祖の
所謂
(
いはゆる
)
獵師
(
れふし
)
と
獵犬
(
れふけん
)
の功に違ひ有が如し然りと雖も百姓半左衞門の
悴
(
せがれ
)
半作より弟半四郎の方は生れ
質
(
つき
)
働
(
はたら
)
きもあり又大力無双なれども
温順
(
をんじゆん
)
にして兄弟共至つて親に孝行を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
獵
部首:⽝
18画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“獵”で始まる語句
獵
獵犬
獵虎
獵人
獵夫
獵矢
獵庭
獵暮
獵男
獵禽