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熟睡
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じゆくすい
ふりがな文庫
“
熟睡
(
じゆくすい
)” の例文
著者
(
ちよしや
)
の
如
(
ごと
)
きはそれが
常習
(
じようしゆう
)
となつてゐるので、
夜間
(
やかん
)
熟睡
(
じゆくすい
)
してゐるときでも
地震
(
ぢしん
)
により
容易
(
ようい
)
に
覺醒
(
かくせい
)
し、
夢
(
ゆめ
)
うつゝの
境涯
(
きようがい
)
にありながら
右
(
みぎ
)
の
時間
(
じかん
)
の
暗算
(
あんざん
)
等
(
とう
)
にとりかかる
癖
(
くせ
)
がある。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
而れども
俯
(
ふ
)
して熟考すれば之れ
最終
(
さいしう
)
の
露宿
(
ろしゆく
)
にして、前日来の露宿中は
雨
(
あめ
)
殆
(
ほと
)
んどなく、
熟睡
(
じゆくすい
)
以て白日の
労
(
らう
)
を
慰
(
ゐ
)
せし為め、
探検
(
たんけん
)
の
目的
(
もくてき
)
を
遂
(
と
)
ぐるを得せしめしは、
実
(
じつ
)
に天恩無量と云つべし
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
老狐
(
らうこ
)
は
婦女
(
ふぢよ
)
を
妖
(
ばか
)
して
淫
(
いん
)
するもあり、
淫
(
いん
)
せられし女はかならず
髪
(
かみ
)
をみだし其処に
臥
(
ふ
)
して
熟睡
(
じゆくすい
)
せるがごとし、その
由
(
よし
)
をたづぬれども一人も
仔細
(
しさい
)
をかたりし女なし、
皆
(
みな
)
前後
(
ぜんご
)
をしらずといふ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
それで過度の興奮を忌んで、一夜の安静を切に冀つた。成るべく
熟睡
(
じゆくすい
)
したいと心掛けて
瞼
(
まぶた
)
を合せたが、生憎眼が冴えて
昨夕
(
ゆふべ
)
よりは却つて
寐
(
ね
)
苦しかつた。其
内
(
うち
)
夏の夜がぽうと
白
(
しら
)
み
渡
(
わた
)
つて
来
(
き
)
た。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
熟
常用漢字
小6
部首:⽕
15画
睡
常用漢字
中学
部首:⽬
13画
“熟睡”で始まる語句
熟睡時