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濟
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すむ
取りて
又樂むべし
其の
上此方の
仕向により
聟の方より出て
行時は
金を
返さずに
濟仕方は如何
程も有べしとお
常忠八の
惡巧にて
種々に言なし
終に又七を
もて身の
營業となすものが
爭で左樣な惡き事に
荷擔致して
濟可きかは此
儀御賢察を
希ふと口には
立派に言物から
意の中には
密計の早くも
顯れ夫ゆゑに弟は
最期を
何だ
喧しい
贅言云ずと此
己を叔父だと
云せば
濟事だと
罵る聲の耳に
入九郎兵衞は不※目を
覺し猶も樣子を
打聞に
詫る一人の女の聲扨は我今
眠りし中
惡物共がお里を