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海坊主
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うみばうず
ふりがな文庫
“
海坊主
(
うみばうず
)” の例文
どれ、これを
手
(
て
)
づるに、
鼠
(
ねずみ
)
をゑさに、きつね、たぬき、
大
(
おほ
)
きくいへば、
千倉
(
ちくら
)
ヶ
沖
(
おき
)
の
海坊主
(
うみばうず
)
、
幽靈船
(
いうれいぶね
)
でも
釣
(
つり
)
ださう。
木菟俗見
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
南無三寶
(
なむさんばう
)
、
魔
(
ま
)
が
魅
(
さ
)
した。ぶく/\のし/\と
海坊主
(
うみばうず
)
。が——あゝ、
之
(
これ
)
を
元來
(
ぐわんらい
)
懸念
(
けねん
)
した。
道
(
みち
)
其
(
そ
)
の
衝
(
しよう
)
にあたつたり。
雨ふり
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
眞個
(
ほんと
)
だよ、
霰
(
あられ
)
だつて、
半分
(
はんぶん
)
は、
其
(
そ
)
の
海坊主
(
うみばうず
)
が
蹴上
(
けあ
)
げて
來
(
く
)
る、
波
(
なみ
)
の
潵
(
しぶき
)
が
交
(
まじ
)
つてるんだとさ。」
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さあ……
此
(
これ
)
から
海
(
うみ
)
が
荒
(
あ
)
れるぞ、と
云
(
い
)
ふ
前觸
(
まへぶ
)
れに、
廂
(
ひさし
)
よりか
背
(
せ
)
の
高
(
たか
)
い、
大
(
おほき
)
な
海坊主
(
うみばうず
)
が、
海
(
うみ
)
から
出
(
で
)
て
來
(
き
)
て、
町
(
まち
)
の
中
(
なか
)
を
歩行
(
ある
)
いて
居
(
ゐ
)
てね……
人
(
ひと
)
が
覘
(
のぞ
)
くと、
蛇
(
へび
)
のやうに
腰
(
こし
)
を
曲
(
ま
)
げて、
其
(
そ
)
の
窓
(
まど
)
から
睨返
(
にらみかへ
)
して
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“海坊主”の解説
海坊主(うみぼうず)は、海に住む妖怪、海の怪異。「海法師(うみほうし)」、「海入道(うみにゅうどう)」と呼ばれるものも含まれる。
(出典:Wikipedia)
海
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
坊
常用漢字
中学
部首:⼟
7画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“海坊主”で始まる語句
海坊主林