トップ
>
浮草
>
うきぐさ
ふりがな文庫
“
浮草
(
うきぐさ
)” の例文
緩
(
ゆる
)
い
流
(
ながれ
)
は
浮草
(
うきぐさ
)
の
帶
(
おび
)
を
解
(
と
)
いた。
私
(
わたし
)
の
手
(
て
)
を
觸
(
ふ
)
れなかつたのは、
濡
(
ぬ
)
れるのを
厭
(
いと
)
つたのでない、
波
(
なみ
)
を
恐
(
おそ
)
れたのでない。
圓山川
(
まるやまがは
)
の
膚
(
はだ
)
に
觸
(
ふ
)
れるのを
憚
(
はゞか
)
つたのであつた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
蘆
(
あし
)
の
枯葉
(
かれは
)
をぬら/\と
蒼
(
あを
)
ぬめりの
水
(
みづ
)
が
越
(
こ
)
して、
浮草
(
うきぐさ
)
の
樺色
(
かばいろ
)
まじりに、
船脚
(
ふなあし
)
が
輪
(
わ
)
に
成
(
な
)
る
頃
(
ころ
)
の、
五位鷺
(
ごゐさぎ
)
の
搏
(
はう
)
ちやう。
又
(
また
)
一
(
ひと
)
しきり
烈
(
はげ
)
しく
急
(
きふ
)
に、
滑
(
なめら
)
かな
重
(
おも
)
い
水
(
みづ
)
に
響
(
ひゞ
)
いて、
鳴渡
(
なりわた
)
るばかりと
成
(
な
)
つたが。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“浮草(ウキクサ)”の解説
ウキクサ(浮草、萍、蘋、学名: Spirodela polyrhiza)はウキクサ亜科ウキクサ属に属する水生植物の1種であり、淡水域の水面に生育する。直径 3–10 mm ほどの葉状体から、多数の根が水中に伸びている。葉状体は5–16脈をもち、裏面はふつう紫色を帯びる。秋になると根をもたない休眠芽を形成し、水底で越冬することがある。このように秋になると姿を消し、春に再び現れることから「」ともよばれた。また「鏡草」という古名もある。
(出典:Wikipedia)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“浮”で始まる語句
浮
浮世
浮標
浮々
浮雲
浮彫
浮気
浮木
浮腫
浮上