注文ちうもん)” の例文
與吉よきち眞面目まじめなのに釣込つりこまれて、わらふことの出來できなかつたおしなは、到頭たうとうほねのある豆腐とうふ注文ちうもんわらはずにました、そして眞顏まがほたづねた。
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
あやまつた/\いまのはみんなうそうして中村なかむら令嬢れいぢやう千代子君ちよこくんともいはれるひとがそんな御注文ちうもんをなさらうはずがない良之助りやうのすけたしかにうけたまはつてまゐつたものは。ようございますなにりません。
闇桜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
たこそらはうて、とうさんにいろ/\な注文ちうもんをします。『あゝわたしは面喰めんくらひそうになりました。もつといとをたぐつてください。』とときには、とうさんはたこ注文ちうもんするとほりにいとをたぐつてやります。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
4 注文ちうもんおほ料理店れうりてん