水素すいそ)” の例文
ジョバンニは、走ってそのなぎさに行って、水に手をひたしました。けれどもあやしいその銀河ぎんがの水は、水素すいそよりももっとすきとおっていたのです。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
火山かざん噴出物ふんしゆつぶつ固體こたいほかおほくの氣體きたいがある。水蒸氣すいじようき勿論もちろん炭酸瓦斯たんさんがす水素すいそ鹽素えんそ硫黄いおうからなる各種かくしゆ瓦斯がすがあり、あるものはえてあをひかりしたともいはれてゐる。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
てい後端こうたん裝置さうちされたるある緻密ちみつなる機械きかい作用さようにて、大中小だいちうせう幾百條いくひやくでうともれず、兩舷りようげんより海中かいちゆう突出つきだされたる、亞鉛管あゑんくわんおよび銅管どうくわんつうじて、海水中かいすいちゆうより水素すいそ酸素さんそ分析ぶんせきして大氣たいき筒中たうちゆうみちび
ガラスよりも水素すいそよりもすきとおって、ときどきのかげんか、ちらちらむらさきいろのこまかななみをたてたり、にじのようにぎらっと光ったりしながら、声もなくどんどんながれて行き
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
おまえはおまえの切符きっぷをしっかりもっておいで。そして一しんに勉強べんきょうしなけぁいけない。おまえは化学かがくをならったろう、水は酸素さんそ水素すいそからできているということを知っている。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ところがあらゆるものの分割ぶんかつ終局しゅうきょくたる分子の大きさは水素すいそ
手紙 三 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)