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欠
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かか
ふりがな文庫
“
欠
(
かか
)” の例文
旧字:
缺
御小刀
(
おこがたな
)
の跡
匂
(
にお
)
う梅桜、
花弁
(
はなびら
)
一片
(
ひとひら
)
も
欠
(
かか
)
せじと大事にして、昼は
御恩賜
(
おんめぐみ
)
頭
(
かしら
)
に
挿
(
さ
)
しかざせば
我為
(
わがため
)
の玉の冠、かりそめの
立居
(
たちい
)
にも
意
(
き
)
を
注
(
つけ
)
て
落
(
おち
)
るを
厭
(
いと
)
い
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
けれどこの頃にはもはや一人減り、二人減りして、毎日
欠
(
かか
)
さずに来る子供は僅かに一人しかなかった。その子供はこの町の、貧しき家の子であった。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
雨風の烈しいときでも
欠
(
かか
)
したことのない勤行経がもう村では聞くことができなくなったのでございます。
あじゃり
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
果せる
哉
(
かな
)
、
件
(
くだん
)
の組はこの勝負に
蓬
(
きたな
)
き大敗を取りて、人も無げなる紳士もさすがに
鼻白
(
はなしろ
)
み、美き人は顔を
赧
(
あか
)
めて、座にも
堪
(
た
)
ふべからざるばかりの
面皮
(
めんぴ
)
を
欠
(
かか
)
されたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
刺繍の先生は遠い市から月に一回
欠
(
かか
)
さず村へ廻って来た。米の村では母だけが刺繍を習っていた。
火
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
▼ もっと見る
したがつて、たとひそれが
僅
(
わず
)
かに一文のお客様であらうとも、毎日
欠
(
かか
)
さずに来てくれる以上、その人の顔をみないうちに店を仕舞ふのは義理がわるいやうに思はれたからである。
小夜の中山夜啼石
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それから毎日
欠
(
かか
)
さずに注意していると、葉と葉との間からは総て蕾がめぐんで来た。それが次第に伸びて
拡
(
ひろ
)
がって来た。もうこうなると、発育の力は実に目ざましいもので、茎はずんずんと
伸
(
のび
)
てゆく。
二階から
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
欠
常用漢字
小4
部首:⽋
4画
“欠”を含む語句
欠点
打欠
欠乏
欠伸
欠陥
欠損
欠勤
大欠伸
欠片
欠所
欠唇
大欠
補欠
喰欠
生欠伸
陥欠
欠落
事欠
欠呻
欠如
...