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いたばさ
ふりがな文庫
“
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(
いたばさ
)” の例文
旧字:
板挾
そうほうの
仲
(
なか
)
に
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(
いたばさ
)
みとなって、ややしばらく、
腕
(
うで
)
をくんでしまったが、やがて、
大久保
(
おおくぼ
)
がたの者と
忍剣
(
にんけん
)
たちの
両方
(
りょうほう
)
へ
対
(
たい
)
して
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
為家は後鳥羽院や順徳天皇にお仕えする方と、父の庭訓との
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(
いたばさ
)
みになって、相当苦しまされたのでないかと思う。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
つまり亭主への反感と、品子への反感と、
孰方
(
どっち
)
の感情で動いたらよいか
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(
いたばさ
)
みになってしまったのである。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
人間と人間との間の
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(
いたばさ
)
みにされ、
両脚
(
あし
)
は宙に浮いて身体が波の動揺のままにゆさぶられているのです。
幕末維新懐古談:14 猛火の中の私たち
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
そこで
飯場
(
はんば
)
へ
上
(
あが
)
って見ると、自分のような人間は仲間にしてやらないと云わんばかりの取扱いである。自分は普通の社会と坑夫の社会の間に立って、立派に
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(
いたばさ
)
みとなった。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
自分ばかりが
呆気
(
あっけ
)
に取られるだけなら我慢もなるが、社外の人に手数を掛けたり多少の
骨折
(
ほねおり
)
をさせたりした事をお
関
(
かま
)
いなしに
破毀
(
はき
)
されてしまっては、中間に立つ社員は
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(
いたばさ
)
みになって窮してしまう。
三十年前の島田沼南
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
かれは
双方
(
そうほう
)
の
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(
いたばさ
)
みとなって、この
場合
(
ばあい
)
をどう
処置
(
しょち
)
していいのか、ほとんど、とうわくしてしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて自分達が
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(
いたばさ
)
みになって困らされる時が来るような気がして、その日は何を云われても
細雪:02 中巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
宗近
(
むねちか
)
のような平気な男なら、苦もなくどうかするだろう。
甲野
(
こうの
)
なら超然として
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(
いたばさ
)
みになっているかも知れぬ。しかし自分には出来ない。
向
(
むこう
)
へ行って一歩深く
陥
(
はま
)
り、こっちへ来て一歩深く陥る。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
眼を
患
(
わずら
)
っていたからでもあったが、一つには、姉が義兄の意を伝えて雪子を返せと云い出しでもして、雪子が
肯
(
がえん
)
じなかった場合に、
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(
いたばさ
)
みになるのを恐れたからであった。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
世間体が悪く、むずかしく云えば兄としての体面に関すると思っているらしいので、もし云うことを聴いてくれないと、鶴子ちゃんが
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(
いたばさ
)
みになって苦しまなければならない、それで
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
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常用漢字
中学
部首:⼿
9画
“板”で始まる語句
板
板塀
板葺
板敷
板木
板囲
板片
板子
板橋
板庇