材料ざいりょう)” の例文
ひきのはちがちいさなくちにくわえてきた材料ざいりょうを、自分じぶんくちからるつばでかためていくのでありましたから、なかなかたいへんなことです。
はちの巣 (新字新仮名) / 小川未明(著)
日本政府は二百四十万ドル支出ししゅつし、四年間継続けいぞくの工事としてこれを経営けいえいし、技師職工は仏人をやとい、したがっ器械きかい材料ざいりょうの買入までも仏人にまかせたり。
十年まえかれらの父親はこの花畑を買って、自分で家をてた。かれに土地を売った男は植木屋として必要ひつよう材料ざいりょうを買う金をもやはりかれにしていた。
で、材料ざいりょう取捨しゅしゃ選択せんたくせめ当然とうぜんわたくし引受ひきうけなければなりませんが、しかし通信つうしん内容ないよう全然ぜんぜん原文げんぶんのままで、私意しいくわへて歪曲わいきょくせしめたような個所かしょはただの一箇所かしょもありません。
貴婦人きふじんたちは、貴婦人たちで、みんなじろじろと、サンドリヨンの着物から、頭のかざりものをしらべてみて、まあ、まあ、あれだけのりっぱな材料ざいりょうと、それをこしらえるりっぱな職人しょくにんとさえあれば
その翌日よくじつのことです。博士はかせ研究室けんきゅうしつかけて、旅行先りょこうさきあつめてきたいろいろの材料ざいりょうを、よくしらべて、配列はいれつするのをたのしみとしました。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしたちはみんなでさっそく材料ざいりょうをこなし始めた。そしてまもなく、マチアとわたしはどら焼きにしたつづみをを打った。マチアはこんなうまいものを食べたことはないと言った。
そうおもってていますと、一ぴきずつかわるがわるどこかへとんでいっては、なにか材料ざいりょうをくわえてきました。
はちの巣 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのうちに、はちはどこへかりました。なにか材料ざいりょうさがしにいったのでしょう、しばらくすると、またもどってきました。そして、おなじようなことをうまずにかえしていました。
ある夏の日のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)