朝毎あさごと)” の例文
されど我国の人はおさなきよりなれたる事なればめづらしからず、垂氷つらゝ吟詠ぎんえいに入るものなし。右のつらゝあかりにさはるゆゑ朝毎あさごと木鋤こすきにてみな打おとさす。
当分の間は百五十人の新入生に限り、朝毎あさごとをかしいぐらゐ早目に登校して、西側の控所に集まつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
村の人達は段々朝毎あさごとの寺の読経の声にねむりをさまされるやうになつた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
落葉おちばたくなるけふりすゑか、れかあらぬかふゆがれの庭木立にはこだちをかすめて、裏通うらどほりの町屋まちやかた朝毎あさごとなびくを、金村かなむら奧樣おくさまがお目覺めざめだとひとわるくちの一つにかぞへれども、習慣ならはしおそろしきは朝飯前あさはんまへの一風呂ふろ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
朝毎あさごとに思はないでは居られませんでした。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
いにける朝毎あさごと
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)