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暴風雨
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ぼうふうう
ふりがな文庫
“
暴風雨
(
ぼうふうう
)” の例文
もう海上を長いあいだ
漂流
(
ひょうりゅう
)
し、
暴風雨
(
ぼうふうう
)
と戦って
根気
(
こんき
)
もつきはてた少年どもは、いま眼前に陸地を見ると、もういても立ってもいられない。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
ここに
生
(
は
)
えている
木
(
き
)
や、
草
(
くさ
)
たちは、ほんとうに
雷鳴
(
らいめい
)
と、
暴風雨
(
ぼうふうう
)
よりほかに
怖
(
おそ
)
ろしいものが、この
宇宙
(
うちゅう
)
に
存在
(
そんざい
)
することを
知
(
し
)
らなかったのでした。
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
暴風雨
(
ぼうふうう
)
に吹き寄せられた花のように、袖門の端にかたまりあった。生ける心地もなげにおののき合って、順々に身の
検
(
あらた
)
めをうけては城外へ出されていた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
どんな波が来ても、
暴風雨
(
ぼうふうう
)
になっても、水の上で生活していた三人は恐れない。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
すると
二日
(
ふつか
)
めの
夜
(
よる
)
のこと、
思
(
おも
)
いがけなく
暴風雨
(
ぼうふうう
)
に
出
(
で
)
あいまして、みんなまったくゆくえ
不明
(
ふめい
)
になってしまいました。
つばめの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
それは、富士男の父の所有する、スクーナーと
称
(
しょう
)
する
帆船
(
はんせん
)
で、この団体は夏期休暇を利用して、近海航行についたのが
暴風雨
(
ぼうふうう
)
になやまされて、東へ東へと流されたのであった。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
「やはり、
暴風雨
(
ぼうふうう
)
でしょうね。いまにちょうが
飛
(
と
)
んできたら
聞
(
き
)
いてみましょう。」
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ただ
荒
(
あら
)
わしは、その
足
(
あし
)
で
暴風雨
(
ぼうふうう
)
の
中
(
なか
)
を
翔
(
か
)
けました。また、
雪
(
ゆき
)
の
中
(
なか
)
を
歩
(
ある
)
きました。また
林
(
はやし
)
や、
砂漠
(
さばく
)
の
中
(
なか
)
や
谷
(
たに
)
や、
山
(
やま
)
のいただきや、ところかまわずに、
降
(
お
)
りたり
飛
(
と
)
んだりしたのでありましょう。
三つのかぎ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
はたして、その
夜
(
よ
)
の
暴風雨
(
ぼうふうう
)
といったら、たとえようのないほど、ものすごかったのであります。せみは、
大木
(
たいぼく
)
に
止
(
と
)
まっていましたが、
幾
(
いく
)
たび
振
(
ふ
)
り
落
(
お
)
とされようとして、びっくりしたかしれません。
二つの運命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
暴風雨
(
ぼうふうう
)
がやってきたともちがいますね。」
戦友
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“暴風雨”の意味
《名詞》
暴 風 雨(ぼうふうう)
激しい風雨。
(出典:Wiktionary)
暴
常用漢字
小5
部首:⽇
15画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
“暴風雨”で始まる語句
暴風雨計
暴風雨模樣