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暮
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くらし
ふりがな文庫
“
暮
(
くらし
)” の例文
無いのが当然で、かく申す自分すら、自分の身が流れ流れて思いもかけぬこの島でこんな
暮
(
くらし
)
を為るとは夢にも思わなかったこと。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
そのおふくろが死んだので、後は娘一人の
痩
(
や
)
せ腕でございますから、いくらかせいでも、
暮
(
くらし
)
の立てられようがございませぬ。
運
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
そこには天子様のお城があって、町はいつもお祭りのように
賑
(
にぎや
)
かで、町の人達は
綺麗
(
きれい
)
な服をきたり、うまいものを食べて、みんな結構な
暮
(
くらし
)
をしているのだ。
都の眼
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
湯村は
偶
(
ふ
)
と気が付いて当月の収入を胸の中に
算
(
かぞ
)
へ上げた。間に合ふだけはある。来月も来々月も書きさへすれば充分に
暮
(
くらし
)
は立つ。先生の周旋は無くとも買ひに来る本屋も二三軒はある。
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
(中略)
扨
(
さて
)
此娘、(中略)つとめに
出
(
いづ
)
る其日より、富豪の大臣かかり、
早速
(
さそく
)
に身うけして、三八夫婦母おやも大阪へ引きとり、有りしにかはる
暮
(
くらし
)
と成り
案頭の書
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
▼ もっと見る
処
(
ところ
)
が横浜に高橋という雑貨商があって、随分盛大にやって居ましたが、其
主人
(
あるじ
)
は女で名は
梅
(
うめ
)
、
所天
(
つれあい
)
は二三年前に
亡
(
なく
)
なって
一人娘
(
ひとりむすめ
)
の
里子
(
さとこ
)
というを相手に、
先
(
ま
)
ず
贅沢
(
ぜいたく
)
な
暮
(
くらし
)
を
仕
(
し
)
て居たのです。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
其うち
物価
(
もの
)
は
次第
(
だん/″\
)
高くなり、お秀三人の
暮
(
くらし
)
は益々困難に成って来た。
二少女
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
暮
常用漢字
小6
部首:⽇
14画
“暮”を含む語句
薄暮
日暮
夕暮
歳暮
年暮
朝暮
鰥暮
旦暮
日暮里
日暮方
御暮
暮秋
田舎暮
野暮
暮方
明暮
暮靄
皆暮
暮春
盆暮
...