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明罎
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あきびん
ふりがな文庫
“
明罎
(
あきびん
)” の例文
宿で
麥酒
(
ビール
)
の
明罎
(
あきびん
)
へ酒をこめて貰つた。
八瀬尾
(
やせを
)
へ提げて行くのだ。爺さんの晩酌がいつも地酒のきついので我慢して居るのだと知つたからである。
炭焼のむすめ
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
お
品
(
しな
)
は
豆腐
(
とうふ
)
を
擔
(
かつ
)
いで
居
(
ゐ
)
る
時
(
とき
)
は
能
(
よ
)
く
麥酒
(
ビール
)
の
明罎
(
あきびん
)
を
手桶
(
てをけ
)
へ
括
(
くゝ
)
つて
行
(
い
)
つた。それで
歸
(
かへ
)
りの
手桶
(
てをけ
)
が
輕
(
かる
)
くなつた
時
(
とき
)
は
勘次
(
かんじ
)
の
好
(
す
)
きな
酒
(
さけ
)
がこぼ/\と
罎
(
びん
)
の
中
(
なか
)
で
鳴
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼
(
かれ
)
は
股引
(
もゝひき
)
に
草鞋
(
わらぢ
)
を
穿
(
は
)
いて
其
(
そ
)
の
大風呂敷
(
おほぶろしき
)
を
脊負
(
せお
)
つて
立
(
た
)
つた。
麥酒
(
ビール
)
の
明罎
(
あきびん
)
二
本
(
ほん
)
へ一
杯
(
ぱい
)
の
醤油
(
しやうゆ
)
を
莎草繩
(
くゞなは
)
で
括
(
くゝ
)
つて
提
(
さ
)
げた。それから
彼
(
かれ
)
は
又
(
また
)
煎餅
(
せんべい
)
を一
袋
(
ふくろ
)
買
(
か
)
つた。
醤油
(
しやうゆ
)
と
米
(
こめ
)
とが
善
(
よ
)
いので
佳味
(
うま
)
い
煎餅
(
せんべい
)
であつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
罎
漢検1級
部首:⽸
22画
“明”で始まる語句
明
明日
明瞭
明後日
明石
明晰
明朝
明白
明星
明方