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明州
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みんしう
ふりがな文庫
“
明州
(
みんしう
)” の例文
明州
(
みんしう
)
の
人
(
ひと
)
、
柳氏
(
りうし
)
、
女
(
ぢよ
)
あり。
優艷
(
いうえん
)
にして
閑麗
(
かんれい
)
なり。
其
(
そ
)
の
女
(
ぢよ
)
、
年
(
とし
)
はじめて十六。フト
病
(
やまひ
)
を
患
(
うれ
)
ひ、
關帝
(
くわんてい
)
の
祠
(
ほこら
)
に
祷
(
いの
)
りて
日
(
ひ
)
あらずして
癒
(
い
)
ゆることを
得
(
え
)
たり。よつて
錦繍
(
きんしう
)
の
幡
(
はた
)
を
造
(
つく
)
り、
更
(
さら
)
に
詣
(
まう
)
でて
願
(
ぐわん
)
ほどきをなす。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
時
(
とき
)
に
方國沴氏
(
はうこくてんし
)
、
眞四角
(
まつしかく
)
な
先生
(
せんせい
)
にて、すなはち
明州
(
みんしう
)
の
刺史
(
しし
)
たり。
忽
(
たちま
)
ち
僧
(
そう
)
を
捕
(
とら
)
へて
詰
(
なじ
)
つて
曰
(
いは
)
く、
汝
(
なんぢ
)
何
(
なん
)
の
姓
(
せい
)
ぞ。
恐
(
おそ
)
る/\
對
(
こたへ
)
て
曰
(
いは
)
く、
竺阿彌
(
ちくあみ
)
と
申
(
まをし
)
ますと。
方國
(
はうこく
)
僧
(
そう
)
をせめて
曰
(
いは
)
く、
汝
(
なんぢ
)
職分
(
しよくぶん
)
として
人
(
ひと
)
の
迷
(
まよひ
)
を
導
(
みちび
)
くべし。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“明州”の解説
明州(めいしゅう)は、中国およびベトナムにかつて存在した州。
(出典:Wikipedia)
明
常用漢字
小2
部首:⽇
8画
州
常用漢字
小3
部首:⼮
6画
“明”で始まる語句
明
明日
明瞭
明後日
明石
明晰
明朝
明白
明星
明方