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すくいぬし
ふりがな文庫
“
救主
(
すくいぬし
)” の例文
わが
救主
(
すくいぬし
)
よ、
爾
(
なんじ
)
はこの危険より余を救いたまいたり、人聖書を以て余を責むる時これが防禦に足るの武器は聖書なり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
この青年こそ
黄泉
(
よみじ
)
から派遣された彼の
救主
(
すくいぬし
)
ではないかと思われた。張りつめていた心が、隅からほぐれて行って、
縋
(
すが
)
りつき度い様な、甘い涙がこみ上げて来た。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
これはイエスがユダヤ人の
救主
(
すくいぬし
)
であることをユダヤ人に示すという目的をもって書かれたのであります。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
若
(
も
)
し
此
(
この
)
運命から僕を救い得る人があるなら、僕は
謹
(
つつ
)
しんで
教
(
おしえ
)
を奉じます。
其
(
その
)
人は僕の
救主
(
すくいぬし
)
です。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
されど心の眼さときものは肉に
倚
(
よ
)
らずして
直
(
ただち
)
に愛の隠るる所を知るなり。聖処女の肉によらずして
救主
(
すくいぬし
)
を
孕
(
はら
)
み給いし
如
(
ごと
)
く、
汝
(
なんじ
)
ら心の眼さときものは聖霊によりて諸善の
胎
(
はら
)
たるべし。
クララの出家
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
▼ もっと見る
「僕は信者だから、基督以外に
救主
(
すくいぬし
)
はないと思っている」
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
イザヤ書の如きは、その第五十三章の
救主
(
すくいぬし
)
予言を以て光明の絶頂に達したのである。しかるにこれを以てイザヤ書は終らずして、六十六章まで続いている。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
自分を霊の
救主
(
すくいぬし
)
として信ぜず、政治的の王として擁立しようとするのだ。なんという
距
(
へだ
)
たりであろう。なんという無理解であろう。彼らには自分の心が少しも通じていないのだ。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
故に悲痛なる文字を衣とするのである。またキリスト出現前のキリスト探究史なる故にある意味において
救主
(
すくいぬし
)
出現の予表であり、福音以前の福音であるのである。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
イエスはイスラエルの
救主
(
すくいぬし
)
すなわち
新郎
(
はなむこ
)
として現に来ているのだから
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
救主
(
すくいぬし
)
の神性、その再臨、信者の復活をヨブの右の語に読みて
過
(
あやま
)
らないと思う。そしてこれを以て
必
(
かならず
)
しも新約的意味を
強
(
し
)
いて旧約聖書の解釈に用いたと難ずべきではない。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
然り余は信ず余の
救主
(
すくいぬし
)
は死より復活したまいしを、
義人
(
ぎじん
)
を殺してその人死せりと信ぜし
猶太人
(
ゆだやびと
)
のあさはかさよ、何ぞヒマラヤ山を
敲
(
たた
)
いて山
崩
(
くず
)
れしと信ぜざる、余が愛するものは死せざりしなり
基督信徒のなぐさめ
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
救
常用漢字
小5
部首:⽁
11画
主
常用漢字
小3
部首:⼂
5画
“救”で始まる語句
救
救助
救恤
救世
救世主
救出
救護
救抜
救援
救拯