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故
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かれ
ふりがな文庫
“
故
(
かれ
)” の例文
その時、其津の
水沼於而
(
ミヌマイデ(?)テ
)
、御身
沐浴
(
ソヽ
)
ぎ
坐
(
マ
)
しき。
故
(
かれ
)
、国造の
神吉事
(
カムヨゴト
)
奏
(
まお
)
して
朝廷
(
みかど
)
に
参向
(
まいむか
)
ふ時、其水沼
出而
(
イデヽ
)
用ゐ初むるなり。
水の女
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
故
(
かれ
)
、太素は
杳冥
(
えうめい
)
たれども、本つ教に因りて
土
(
くに
)
を
孕
(
はら
)
み島を産みたまひし時を
識
(
し
)
り、元始は
綿邈
(
めんばく
)
たれども、先の聖に
頼
(
よ
)
りて神を生み人を立てたまひし世を
察
(
あきらか
)
にす。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
故
(
かれ
)
藝術の上に個物の實の模造を立てずして個想を立て、物力の實の模作を立てずして小天地想を立つ。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
汝
(
いまし
)
や
将
(
はた
)
我に先だちて行かむ、
将
(
はた
)
我や汝に先だちて行かむ、
対
(
こた
)
えて曰く吾先だちて
啓
(
みちひら
)
き行かむ云々、因りて曰く我を
発顕
(
あらわ
)
しつるは汝なり、
故
(
かれ
)
汝我を送りて到りませ、と〉とて
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「我が身は成り成りて、成り餘れるところ一處あり。
故
(
かれ
)
この吾が身の成り餘れる處を、汝が身の成り合はぬ處に刺し
塞
(
ふた
)
ぎて、
國土
(
くに
)
生み成さむと思ほすはいかに」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
故
(
かれ
)
わが當時の言にいはく。沒理想は沒理想にあらずして沒揷評なることあるを見たりと。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
故
(
かれ
)
ここに帝紀を撰録し、
舊辭
(
くじ
)
を
討覈
(
たうかく
)
して、僞を削り實を定め、
後葉
(
のちのよ
)
に
流
(
つた
)
へむと
欲
(
おも
)
ふ
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
故
(
かれ
)
われは烏有先生をして答へしめていはく。然り。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“故”の意味
《名詞》
(ふる)使い古したもの。おさがり。
(ふる)年を経たこと。
(ふる)以前のもの。
(ゆえ、体言や活用語の連体形などに付いて用いられる)理由。わけ。特別な事情。
(ゆえ)由緒。
(ゆえ)おもむき。
(ゆえ)縁故。
(ゆえ)故障。
《形容動詞》
(ことさら)故意に。わざと。わざわざ。
(ことさら)とりたてて。とりわけ。特に。格別。
(出典:Wiktionary)
故
常用漢字
小5
部首:⽁
9画
“故”を含む語句
何故
故郷
事故
故障
故意
其故
縁故
故々
故家
所故
反故
故里
故事
故国
故人
物故
故主
何故々々
故買
故國
...