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てさぐり
ふりがな文庫
“
手探
(
てさぐり
)” の例文
半時間毎
(
はんじかんごと
)
位
(
くらい
)
に
彼
(
かれ
)
は
書物
(
しょもつ
)
から
眼
(
め
)
を
離
(
はな
)
さずに、ウォッカを一
杯
(
ぱい
)
注
(
つ
)
いでは
呑乾
(
のみほ
)
し、そうして
矢張
(
やはり
)
見
(
み
)
ずに
胡瓜
(
きゅうり
)
を
手探
(
てさぐり
)
で
食
(
く
)
い
欠
(
か
)
ぐ。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
心にだけも
盲目
(
めくら
)
になったと思うまい、目が見えないたあいうまいと、
手探
(
てさぐり
)
の真似もしないで、苦しい、切ない
思
(
おもい
)
をするのに、何が面白くッてそんな真似をするんだな。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「御神さん、電車へ乗るなら、
此所
(
ここ
)
じゃ
不可
(
いけ
)
ない。向側だ」と教えながら歩き出した。神さんは礼を云って
跟
(
つ
)
いて来た。代助は
手探
(
てさぐり
)
でもする様に、暗い所を好加減に歩いた。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
手探
(
てさぐり
)
で歩きながら人を切る。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
半時間毎
(
はんじかんごと
)
位
(
くらゐ
)
に
彼
(
かれ
)
は
書物
(
しよもつ
)
から
眼
(
め
)
を
離
(
はな
)
さずに、ウオツカを一
杯
(
ぱい
)
注
(
つ
)
いでは
呑乾
(
のみほ
)
し、
而
(
さう
)
して
矢張
(
やはり
)
見
(
み
)
ずに
胡瓜
(
きうり
)
を
手探
(
てさぐり
)
で
食
(
く
)
ひ
缺
(
か
)
ぐ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
▼ もっと見る
「御神さん、電車へ乗るなら、
此所
(
こゝ
)
ぢや
不可
(
いけ
)
ない。
向側
(
むかふがは
)
だ」と教へながら
歩
(
ある
)
き
出
(
だ
)
した。神さんは礼を云つて
跟
(
つ
)
いて
来
(
き
)
た。代助は
手探
(
てさぐり
)
でもする様に、
暗
(
くら
)
い所を
好加減
(
いゝかげん
)
に
歩
(
ある
)
いた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「どうも、この
襟飾
(
えりかざり
)
は
滑
(
すべ
)
っていけない」と
手探
(
てさぐり
)
に位地を正しながら
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
探
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭