トップ
>
懇
>
ねもごろ
ふりがな文庫
“
懇
(
ねもごろ
)” の例文
是
(
こ
)
の故に智識に預る者は
懇
(
ねもごろ
)
に至誠を発して
各介福
(
おほいなるさきはひ
)
を招かば、
宜
(
よろ
)
しく毎日三たび廬舎那仏を拝し、自ら念を存し各廬舎那仏を造るべし
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
「わがザックセンに日本の公使置かれむをりは、いまの
好
(
よしみ
)
にて、おん身の
来
(
こ
)
むを待たむ、」など
懇
(
ねもごろ
)
に
聞
(
きこ
)
えさせ玉ふ。
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
みちばたのさくらの
太根
(
ふとね
)
玉葱
(
たまねぎ
)
を
懇
(
ねもごろ
)
いだきわがいこひたり
桜
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
悔
(
くい
)
と
夜
(
よ
)
のなげかひを
懇
(
ねもごろ
)
に
通夜
(
つや
)
し見まもる。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
妃は髪黒く
丈
(
たけ
)
低く、
褐
(
かち
)
いろの
御衣
(
おんぞ
)
あまり見映せぬかはりには、
声音
(
こわね
)
いとやさしく、「おん身は
仏蘭西
(
フランス
)
の
役
(
えき
)
に功ありしそれがしが
族
(
うから
)
なりや、」など
懇
(
ねもごろ
)
にものし玉へば、いづれも嬉しとおもふなるべし。
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
懇
常用漢字
中学
部首:⼼
17画
“懇”を含む語句
昵懇
御懇
懇意
懇望
懇々
眤懇
懇親
別懇
懇願
懇篤
懇切
入懇
顔昵懇
御懇情
御眤懇
御懇望
懇情
懇談会
懇請
御昵懇
...