トップ
>
慄立
>
よだ
ふりがな文庫
“
慄立
(
よだ
)” の例文
と
思
(
おも
)
はず
身
(
み
)
の
毛
(
け
)
を
慄立
(
よだ
)
てたのは、
昨
(
さく
)
、
十四年
(
じふよねん
)
五月
(
ごぐわつ
)
二十三日
(
にじふさんにち
)
十一時
(
じふいちじ
)
十分
(
じつぷん
)
、
城崎
(
きのさき
)
豐岡
(
とよをか
)
大地震
(
おほぢしん
)
大火
(
たいくわ
)
の
號外
(
がうぐわい
)
を
見
(
み
)
ると
同時
(
どうじ
)
であつた。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
成程
(
なるほど
)
先刻
(
さつき
)
店
(
みせ
)
へ
来
(
き
)
た
田舎者
(
ゐなかもの
)
の
土左衛門
(
どざゑもん
)
だから、
悪人
(
あくにん
)
ながらも
宜
(
よ
)
い
心持
(
こゝろもち
)
はしない、
身
(
み
)
の
毛
(
け
)
慄立
(
よだ
)
つたが、
土左衛門
(
どざゑもん
)
突出
(
つきだ
)
してしまへと
云
(
い
)
ふので、
仕事師
(
しごとし
)
が
手鍵
(
てかぎ
)
を
持
(
も
)
つて
来
(
き
)
たり
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その時何気なく四辺を見ると私のすぐ側の雑草の中に巨大な一匹のボルネオ虎が毒矢に貫かれて死んでいる。私は思わず飛び上がった。身の毛の
慄立
(
よだ
)
つ思いをしながら死骸の側に
彳
(
たたず
)
んだ。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
特にコンナ事にかけては気の弱いのを特徴とする若い、美しい西洋婦人が、コレ程の刺青をするのに、どれ程の気強さと、忍耐力を要したかを考えただけでも身の毛が
慄立
(
よだ
)
つくらいであった。
S岬西洋婦人絞殺事件
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
慄立
(
よだ
)
てているが、困ったものじゃ
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
二
(
ふた
)
ツも
三
(
みつ
)
ツも。
私
(
わたし
)
に
何
(
なに
)
を
談
(
はな
)
すのだらう、
私
(
わたし
)
に
何
(
なに
)
を
談
(
はな
)
すのだらう、
鳥
(
とり
)
がものをいふと
慄然
(
ぞつ
)
として
身
(
み
)
の
毛
(
け
)
が
慄立
(
よだ
)
つた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“慄”で始まる語句
慄
慄然
慄毛
慄悍
慄々
慄動
慄気
慄へ
慄声
慄悚