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さしだしにん
ふりがな文庫
“
差出人
(
さしだしにん
)” の例文
「だれから、きたのでしょうね。」と、お
母
(
かあ
)
さまはいって、
差出人
(
さしだしにん
)
の
名
(
な
)
まえをごらんなさったが、
急
(
きゅう
)
に、
晴
(
は
)
れやかな、
大
(
おお
)
きな
声
(
こえ
)
で
青い花の香り
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
変
(
へん
)
だねえ、なるほどねえ。」「何でも五回か六回かそんなことがあったそうです。そしたらある日
署長
(
しょちょう
)
のとこへ
差出人
(
さしだしにん
)
の名の書いてない変な手紙が行ったんです。 ...
バキチの仕事
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
規則
(
きそく
)
だから
警察
(
けいさつ
)
へ
屆
(
とゞ
)
ける
事
(
こと
)
は
屆
(
とゞ
)
けたが、
實
(
じつ
)
は
大分
(
だいぶ
)
古
(
ふる
)
い
時計
(
とけい
)
なので、
取
(
と
)
られても
夫程
(
それほど
)
惜
(
をし
)
くもない
位
(
ぐらゐ
)
に
諦
(
あき
)
らめてゐたら、
昨日
(
きのふ
)
になつて、
突然
(
とつぜん
)
差出人
(
さしだしにん
)
の
不明
(
ふめい
)
な
小包
(
こづゝみ
)
が
着
(
つ
)
いて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
差出人
(
さしだしにん
)
の名は書いてないが、透明人間、すなわちグリッフィンからの手紙にちがいなかった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
しかし今夜は
此等
(
これら
)
の光景も彼を
誘引
(
いういん
)
する力が少しもない。机の上に置いてある彼が不在中に来た封書や
葉書
(
はがき
)
を手早く調べた。
其中
(
そのうち
)
に一通
差出人
(
さしだしにん
)
の姓名の書いてない封書があつた。
節操
(新字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
その頃、金博士の許へ、
差出人
(
さしだしにん
)
の署名のない一通の部厚い書面が届いた。
戦時旅行鞄:――金博士シリーズ・6――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それも
差出人
(
さしだしにん
)
とは
姓
(
せい
)
のちがった
宛名
(
あてな
)
が多かったようだ。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
差出人
(
さしだしにん
)
の名前は、忘れていた、いつぞやの青年である。油紙を解いて新聞紙を
剥
(
は
)
ぐと、中から一羽の山鳥が出た。手紙がついている。その
後
(
のち
)
いろいろの事情があって、今国へ帰っている。
永日小品
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「その密書の
差出人
(
さしだしにん
)
は誰か。また受取人は誰なのか」
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“差出”で始まる語句
差出
差出口
差出者
差出候
差出申候