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小造
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こづく
ふりがな文庫
“
小造
(
こづく
)” の例文
褄
(
つま
)
はづれさへ
偲
(
しの
)
ばるゝ、
姿
(
すがた
)
は
小造
(
こづく
)
りらしいのが、
腰掛
(
こしか
)
けた
背
(
せ
)
はすらりと
高
(
たか
)
い。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ヒョイと
後
(
あと
)
へ
下
(
さが
)
りそうにすると、娘が側に立って居りまして、ジロリと横目で見ると、新吉は二十二でも
小造
(
こづく
)
りの
性
(
たち
)
で、色白の可愛気のある
何処
(
どこ
)
となく
好
(
い
)
い男、悪縁とは云いながら、此の娘も
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
……
母
(
はゝ
)
ぢや
人
(
びと
)
のを
故
(
わざ
)
と
穿
(
は
)
いて
來
(
き
)
たらしい、
可愛
(
かはい
)
い
素足
(
すあし
)
に
三倍
(
さんばい
)
ほどな、
大
(
おほき
)
な
塗下駄
(
ぬりげた
)
を
打
(
ぶ
)
つけるやうに、トンと
土間
(
どま
)
へ
入
(
はひ
)
つて
來
(
き
)
て、
七輪
(
しちりん
)
の
横
(
よこ
)
へ
立
(
た
)
つた、十一二だけれども、
九
(
こゝの
)
ツぐらゐな、
小造
(
こづく
)
りな
松の葉
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
框
(
かまち
)
を
納涼台
(
すずみだい
)
のやうにして、
端近
(
はしぢか
)
に、
小造
(
こづく
)
りで二十二三の
婦
(
おんな
)
が、しつとりと
夜露
(
よつゆ
)
に重さうな
縞縮緬
(
しまちりめん
)
の
褄
(
つま
)
を投げつゝ、
軒下
(
のきした
)
を
這
(
は
)
ふ霧を軽く踏んで、すらりと、くの字に腰を掛け、
戸外
(
おもて
)
を
視
(
なが
)
めて居たのを
貴婦人
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
小
(
ちひ
)
さいと
云
(
い
)
ふより、……
小造
(
こづく
)
りに
過
(
す
)
ぎるのであつた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
“小造”で始まる語句
小造船所