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奇景
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きけい
ふりがな文庫
“
奇景
(
きけい
)” の例文
これ
余寒
(
よかん
)
の暁に雨のみじかくやみたる
気運
(
きうん
)
の
機工
(
からくり
)
を
得
(
え
)
てかゝる
奇景
(
きけい
)
を見たるなりとて、
珍
(
めづら
)
しがりてかたられしが、
暖地
(
だんち
)
にてはめづらしくもあるべけれど
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
別
(
べつ
)
に
貴重
(
きちやう
)
の金石を
発見
(
はつけん
)
せず、唯黄鉄鉱の
厚層
(
こうさう
)
広
(
ひろ
)
く
連亘
(
れんたん
)
せし所あり、岩石は
花崗岩
(
みかげいし
)
尤も多く輝石安山岩之に
次
(
つ
)
げり、共に水蝕の
著
(
いちじ
)
るしき岩石なるを以て、
到
(
いた
)
る処に
奇景
(
きけい
)
を現出せり
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
琵琶湖
(
びわこ
)
のなかにひとつの島がある。
本朝
(
ほんちょう
)
五
奇景
(
きけい
)
のうちに数えられている
竹生島
(
ちくぶしま
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
見れば見るほど、天下の
奇景
(
きけい
)
であった。岩山がうまくより集って、偉大なる
巣窟
(
そうくつ
)
をつくっている。日は明るくさしこみ、そして洞窟の中をひたしている海水は、
外洋
(
そとうみ
)
に通じているようであった。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
此石の落たるを此
田代村
(
たしろむら
)
の
者
(
もの
)
さま/″\の物に用ふ、
片石
(
へんせき
)
にても他所に用ふれば
祟
(
たゝり
)
ありし事度々なりとぞ。
余
(
よ
)
文政三年辰七月二日此七ツ釜の
奇景
(
きけい
)
を
尋
(
たづね
)
て
目撃
(
もくげき
)
したるを記す。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
此石の落たるを此
田代村
(
たしろむら
)
の
者
(
もの
)
さま/″\の物に用ふ、
片石
(
へんせき
)
にても他所に用ふれば
祟
(
たゝり
)
ありし事度々なりとぞ。
余
(
よ
)
文政三年辰七月二日此七ツ釜の
奇景
(
きけい
)
を
尋
(
たづね
)
て
目撃
(
もくげき
)
したるを記す。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
さてまたその滝にもしたゝる水
氷柱
(
つらゝ
)
となり、
玉簾
(
ぎよくれん
)
の内に滝をおとすありさま
四辺
(
あたり
)
は
乱瓊
(
らんけい
)
細玉
(
さいぎよく
)
の雪中也、かの玉を出といふ
崑山
(
こんざん
)
もかくやとおもはる。かゝる
奇景
(
きけい
)
も
猟師
(
れふし
)
樵夫
(
せうふ
)
のほか見る人
稀
(
まれ
)
也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“奇景”の意味
《名詞》
奇 景(きけい)
珍しく、素晴らしい景観。
(出典:Wiktionary)
奇
常用漢字
中学
部首:⼤
8画
景
常用漢字
小4
部首:⽇
12画
“奇”で始まる語句
奇
奇麗
奇蹟
奇怪
奇妙
奇異
奇特
奇矯
奇瑞
奇態