“連亘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんこう80.0%
れんたん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その長さ六〇一〇キロメートル〔およそ一五三二里〕に連亘れんこうし、しかしてその前面を通過するには快馬にむちうちて疾駆するも十二日六時間を要し
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
房総はすべて馬の背のような地形で、山脈が連亘れんこうして中央部を走っているが、高山も大山もない。
八犬伝談余 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
べつ貴重きちやうの金石を発見はつけんせず、唯黄鉄鉱の厚層こうさうひろ連亘れんたんせし所あり、岩石は花崗岩みかげいし尤も多く輝石安山岩之にげり、共に水蝕のいちじるしき岩石なるを以て、いたる処に奇景きけいを現出せり
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
しかれ共眼を北方越後にそそぐに一望山脈連亘れんたんし其深奥なる又利根にゆづらざるなり、之を以てはじめてる、上越の国境不明にぞくせしは両国の山谷各深くして、人跡いまだ何れよりもいたる能はざりしにれり
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)