大笑おおわら)” の例文
そのとき大将たいしょうはらをかかえて大笑おおわらいをした。そうしてカピはわたしのあほうにあきれ返って、四つ足ででんぐり返しを打った。
このはなしで、みんなが大笑おおわらいをしました。やがて、はるになりました。子供こどもそとあそぶようになり、二郎じろうは、そのとしから学校がっこうへゆくことになりました。
お化けとまちがえた話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「はッはッはッ」と、いままで座敷ざしきすみだまりこくっていたまつろうが、きゅう煙管きせるをつかんで大笑おおわらいにわらった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
こんなことをいいながら、はちきれそうな大笑おおわらいをして、おじいさんのおどりに夢中むちゅうになっていました。
瘤とり (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
スープを飲んだ後に注文するのが本式だ。しかし田舎へ行くと大笑おおわらいな事がある。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
「ワッハッハ。大笑おおわらいだ。うまくやってやがるぜ」
シグナルとシグナレス (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
犬たちのけたたましいほえ声よりも高く、はちきれそうな大笑おおわらいの声を聞いた。それと同時に親方は両手でわたしのかたをおさえて、無理むりに顔を後ろにふり向けた。
「おうまには、図画ずがや、つづりかたはわからないね。」と、ちいさなゆうちゃんがいったので、みんなが大笑おおわらいをしました。どこかとおくのほうにわとりこえが、のどかにきこえてきました。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「まあ、おつばっかしなの?」と、こんどは、うちじゅうが、大笑おおわらいになりました。
年ちゃんとハーモニカ (新字新仮名) / 小川未明(著)