“おおわら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大笑88.9%
大童11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はッはッはッ」と、いままで座敷ざしきすみだまりこくっていたまつろうが、きゅう煙管きせるをつかんで大笑おおわらいにわらった。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
こんなことをいいながら、はちきれそうな大笑おおわらいをして、おじいさんのおどりに夢中むちゅうになっていました。
瘤とり (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
と云うのは当時大童おおわらが江戸屋敷の留守居るすいで世間の交際が広いと云うので、養子選択の事を一人で担任して居て、或時あるとき私に談じて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
最後にはし違約すれば復讐するとまで脅迫して、いよ/\大丈夫と安心して、ソレからその翌日両人を連れて日比谷の屋敷に行た、所が屋敷の役所見たような処には罪人、大童おおわら
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
私方に飛込んで助かった事さえありましたが、この物騒な危ない中にも、大童おおわら松倉まつくらはどうやらうやら久しくまぬかれて居て、私はもとより懇意こんいだからその居処いどころしって居れば私の家にも来る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)