“たいしよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大笑25.0%
対照25.0%
對象25.0%
碓舂25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
風早は例の皺嗄声しわかれごゑして大笑たいしようを発せり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
蒲田は哄然こうぜんとして大笑たいしようせり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ただ、小山すみれ嬢とはおよそ反対の立派な男子で、皮肉な対照たいしようをなしていると感じたことであった。が、しかし、彼はあまりながくこの美貌びぼうの青年に見惚みとれていることが出来なかった。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かういふふう家屋被害かおくひがいと、放射ほうしやされた噴出物ふんしゆつぶつによつて破壞はかいせられたサンピール市街しがい零落れいらくとはいちじるしい對象たいしようである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
雄鶏昼鳴いて村叟の眠を覚さず、野雀軒に戯れて児童の之を追ふものなし。前家に碓舂たいしようの音を聴き、後屋に捉績そくせきの響を聞く。人朴にして笑語高く、食足りて歓楽多し。
客居偶録 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)