“おおわらい”の漢字の書き方と例文
語句割合
大笑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鍋焼饂飩うどん江戸児えどっこでない、多くは信州の山男と聞く。……鹿児島の猛者もさが羅宇の嵌替すげかえは無い図でない。しかも着ていたのが巡査の古服、——家鳴やなり震動大笑おおわらい
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
顔の色も最早もう真蒼まっさおになっていたので、二人ながら大笑おおわらいしながら、それからは無事に家に帰ったが、如何いかにも、このうちというのは不思議な所で、のちに近所で聞いてみると、怪物ばけもの屋敷という評判で
怪物屋敷 (新字新仮名) / 柳川春葉(著)
ははあ、これは遣られたと、肥った腹から大笑おおわらいり出して、爺さんは訳もなく座敷をかえ、階下したで今、旦那、御新造様なぞと一座で飲んでいるという、その後でしょう。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)