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変
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かえ
ふりがな文庫
“
変
(
かえ
)” の例文
旧字:
變
大体につきてこれを思うに、人界に触れたる
山魅人妖
(
さんみじんよう
)
異類のあまた、形を変じ趣をこそ
変
(
かえ
)
たれ、あえて三国伝来して人を
誑
(
ば
)
かしたる
類
(
たぐい
)
とは言わず。
遠野の奇聞
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こんな場所ではちょっと
身体
(
からだ
)
の位置を
変
(
かえ
)
るのさえ
臆劫
(
おっくう
)
そうに見える肥満な彼は、坐ってしまってからふと気のついたように、半分ばかり
背後
(
うしろ
)
を向いた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
仰山
(
ぎょうさん
)
な声を立て顔色を
変
(
かえ
)
て逃廻ったが、新吉は平気で指でつまんで縁側から捨てた。彼は決して殺さなかった。
果樹
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
見舞かた/″\鎌倉へ来て母に
此
(
この
)
事を話しますと、母は
眼
(
め
)
の色を
変
(
かえ
)
て、山口などへ寄るなと言います。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
母はわたくしに名前を
変
(
かえ
)
るとか、何とか方法を考えて、もう一度ダンサアになるか。それともつゆ子さんのように女給さんになった
方
(
ほう
)
が安全ではないかと言います。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
この
辺
(
あたり
)
の夜店を見歩いている人達の風俗に
倣
(
なら
)
って、出がけには
服装
(
みなり
)
を
変
(
かえ
)
ることにしていたのである。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
欧洲の乱が平定し
仏蘭西
(
フランス
)
の国土が
独逸人
(
ドイツじん
)
の侵略から
僅
(
わずか
)
に免れ得た時、わたくしは年まさに
強仕
(
きょうし
)
に達しようとしていた。それより今日に至るまで
葛裘
(
かっきゅう
)
を
変
(
かえ
)
ること二十たびである。
西瓜
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
変
常用漢字
小4
部首:⼡
9画
“変”を含む語句
変化
大変
変遷
相変
変物
異変
風変
変更
変形
不相変
有為転変
変貌
面変
変改
変若水
変名
変若
変種
豹変
唐変木
...