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塩原
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しほばら
ふりがな文庫
“
塩原
(
しほばら
)” の例文
旧字:
鹽原
それでは
塩原
(
しほばら
)
の
寺
(
てら
)
は
何処
(
どこ
)
でせうと聞いたところが、
浅草
(
あさくさ
)
の
森下
(
もりした
)
の——たしか
東陽寺
(
とうやうじ
)
といふ
禅宗寺
(
ぜんしうでら
)
だといふことでございますといふ。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
全体
(
ぜんたい
)
、
箱根
(
はこね
)
でも、
塩原
(
しほばら
)
でも、
或
(
あるひ
)
は
木曾
(
きそ
)
の
桟橋
(
かけはし
)
でも、
実際
(
じつさい
)
にしろ、
絵
(
ゑ
)
にせよ、
瑠璃
(
るり
)
を
灌
(
そゝ
)
ぎ、
水銀
(
すゐぎん
)
を
流
(
なが
)
す
渓流
(
けいりう
)
を、
駕籠
(
かご
)
、
車
(
くるま
)
で
見
(
み
)
て
行
(
ゆ
)
くのは、
樵路
(
せうろ
)
、
桟道
(
さんだう
)
、
高
(
たか
)
い
処
(
ところ
)
で
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
当時入谷には「
松源
(
まつげん
)
」、根岸に「
塩原
(
しほばら
)
」、根津に「
紫明館
(
しめいくわん
)
」、向島に「
植半
(
うゑはん
)
」、秋葉に「有馬温泉」などいふ温泉宿があつて、芸妓をつれて泊りに行くものも尠くなかつた。
里の今昔
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
預
(
あづ
)
かつた
覚
(
おぼ
)
えはないと
云
(
い
)
ふのは
酷
(
ひど
)
い
奴
(
やつ
)
だ、
塩原
(
しほばら
)
の
家
(
いへ
)
へ草を
生
(
は
)
やさずに置くべきか、と
云
(
い
)
つて
吾妻橋
(
あづまばし
)
からドンブリと身を投げた。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それでは
塩原
(
しほばら
)
のことを
委
(
くは
)
しく知つてゐる人がありませうかと
云
(
い
)
つて聞いたところが、
無
(
な
)
いといふ。
何処
(
どこ
)
を
捜
(
さが
)
しても
分
(
わか
)
らない。
塩原多助旅日記
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
塩
常用漢字
小4
部首:⼟
13画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“塩原”で始まる語句
塩原多助
塩原彦七
塩原参謀
塩原温泉
塩原覚右衛門
塩原多助一代記