“しほばら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
塩原60.0%
鹽原40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時入谷には「松源まつげん」、根岸に「塩原しほばら」、根津に「紫明館しめいくわん」、向島に「植半うゑはん」、秋葉に「有馬温泉」などいふ温泉宿があつて、芸妓をつれて泊りに行くものも尠くなかつた。
里の今昔 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
あづかつたおぼえはないとふのはひどやつだ、塩原しほばらいへへ草をやさずに置くべきか、とつて吾妻橋あづまばしからドンブリと身を投げた。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
おなとし十一月じふいちぐわつのはじめ、鹽原しほばらつて、畑下戸はたおり溪流瀧けいりうたきしたふちかけて、ながれひろ溪河たにがはを、るがごとくがごとく、もみぢの、きず、えず、ながるゝのをときと、——しほ
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
關東かんとうでは日光につこう鹽原しほばら關西かんさいでは京都きようと嵐山あらしやま高尾たかをなどは有名ゆうめいなものです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)