“十一月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しもつき50.0%
じふいちぐわつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
板倉と撫川なずかわさとの、中を行く芳野の川の、川岸に幾許ここら所開さけるは、たがうえし梅にかあるらん、十一月しもつきの月の始を、早も咲有流さきたる
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
鹿ししたに法勝寺ほっしょうじは、月に幾日かは、必ず法話や専修念仏の衆会しゅうえが催されるのに、この十一月しもつきから師走しわすになってからは
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おなとし十一月じふいちぐわつのはじめ、鹽原しほばらつて、畑下戸はたおり溪流瀧けいりうたきしたふちかけて、ながれひろ溪河たにがはを、るがごとくがごとく、もみぢの、きず、えず、ながるゝのをときと、——しほ
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十一月じふいちぐわつ
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)