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塞
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ふた
ふりがな文庫
“
塞
(
ふた
)” の例文
「我が身は成り成りて、成り餘れるところ一處あり。
故
(
かれ
)
この吾が身の成り餘れる處を、汝が身の成り合はぬ處に刺し
塞
(
ふた
)
ぎて、
國土
(
くに
)
生み成さむと思ほすはいかに」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
折しも
誰
(
たれ
)
ならん、
階子
(
はしご
)
を
昇来
(
のぼりく
)
る音す。貫一は凝然として目を
塞
(
ふた
)
ぎゐたり。
紙門
(
ふすま
)
を
啓
(
あ
)
けて
入来
(
いりきた
)
れるは
主
(
あるじ
)
の妻なり。貫一の
慌
(
あわ
)
てて起上るを、そのままにと制して、机の
傍
(
かたはら
)
に坐りつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
平素思っている事を秩序なく弁じ出して当面の
責
(
せめ
)
を
塞
(
ふた
)
ぐというに過ぎないのです。
亜米利加の思出
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
高行くはひたすら
悒鬱
(
さぶ
)
しまかがやき横たふ雲の眼を
塞
(
ふた
)
ぎつつ
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
怕
(
おそ
)
るゝか死を。——
喉
(
のど
)
塞
(
ふた
)
ぎ
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
「吾が妊める子、もし國つ神の子ならば、
産
(
こう
)
む時
幸
(
さき
)
くあらじ。もし天つ神の御子にまさば、幸くあらむ」とまをして、すなはち戸無し八尋殿
三
を作りて、その
殿内
(
とのぬち
)
に入りて、
土
(
はに
)
もちて塗り
塞
(
ふた
)
ぎて
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
満枝は
眉
(
まゆ
)
を
昂
(
あ
)
げて詰寄せたり。貫一は仰ぎて
眼
(
まなこ
)
を
塞
(
ふた
)
ぎぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
毛の
荒物
(
あらもの
)
のことごとに道
塞
(
ふた
)
ぎ
寝
(
ぬ
)
る
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
怕
(
おそ
)
るゝか死を。——
喉
(
のど
)
塞
(
ふた
)
ぎ
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
塞
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“塞”を含む語句
閉塞
塞外
逼塞
立塞
塞翁
優婆塞
城塞
馬耳塞
山塞
息塞
馬塞
娑婆塞
韻塞
口塞
荊与棘塞路
方塞
柬埔塞
栓塞
堰塞
馬塞耳
...