“堰塞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いせき50.0%
えんそく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はあわてたように起って、三つ四つお辞儀をして駈け出した。御殿のお庭の植込の間から、お池の水が小さい堰塞いせきして流れ出る溝がある。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
技師は、海水を堰塞えんそくしている船渠ドック門の扉船とせんから五六けんへだたった位置にやって来ると、コンクリートの渠底きょていの一部を指差しながら私達を振り返った。
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)