トップ
>
唯中
>
たゞなか
ふりがな文庫
“
唯中
(
たゞなか
)” の例文
曉
(
あかつき
)
の
頃
(
ころ
)
になつて
漸
(
やうや
)
く
水
(
みづ
)
も
盡
(
つ
)
きたので、
二人
(
ふたり
)
は
其
(
その
)
中
(
なか
)
に
入
(
い
)
り、
今
(
いま
)
は
何處
(
いづく
)
と
目的
(
めあて
)
もなく、
印度洋
(
インドやう
)
の
唯中
(
たゞなか
)
を
浪
(
なみ
)
のまに/\
漂流
(
たゞよ
)
つて
居
(
を
)
るのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
と
共
(
とも
)
に、
海洋
(
かいやう
)
の
唯中
(
たゞなか
)
に
落込
(
おちこ
)
んだ
吾等
(
われら
)
兩人
(
りやうにん
)
は、
一時
(
いちじ
)
は
數
(
すう
)
十
尺
(
しやく
)
深
(
ふか
)
く
海底
(
かいてい
)
に
沈
(
しづ
)
んだが、
幸
(
さひはひ
)
にも、
落下
(
らくか
)
の
速力
(
そくりよく
)
の
割合
(
わりあひ
)
に
緩慢
(
くわんまん
)
であつた
爲
(
ため
)
と、また
浪
(
なみ
)
に
氣球
(
きゝゆう
)
が
抵杭
(
ていかう
)
した
爲
(
ため
)
に、
絶息
(
ぜつそく
)
する
程
(
ほど
)
でもなく
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
唯
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“唯”で始まる語句
唯
唯今
唯一
唯々
唯々諾々
唯事
唯一人
唯有
唯者
唯我独尊