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呪
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のろひ
ふりがな文庫
“
呪
(
のろひ
)” の例文
「私、多分、そんな
呪
(
のろひ
)
なんぞ、何んにも存じませんでせう。でも若しさうなつても、私、そんなことを氣に留めはいたしません。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
金澤町のとある路地の奧、二た間の長屋に膝小僧を抱いて
逼塞
(
ひつぱく
)
してゐる四十年輩の浪人者は、よく來た——とばかりに、惡罵と
呪
(
のろひ
)
の嵐を浴びせるのです。
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
白帆
(
しらほ
)
あちこち、
處々
(
ところ/″\
)
煙突
(
えんとつ
)
の
煙
(
けむり
)
たなびけり、
振
(
ふり
)
さけ
見
(
み
)
れば
雲
(
くも
)
もなきに、
傍
(
かたはら
)
には
大樹
(
たいじゆ
)
蒼空
(
あをぞら
)
を
蔽
(
おほ
)
ひて
物
(
もの
)
ぐらく、
呪
(
のろひ
)
の
釘
(
くぎ
)
もあるべき
幹
(
みき
)
なり。おなじ
臺
(
だい
)
に
向顱卷
(
むかうはちまき
)
したる
子守女
(
こもりをんな
)
三人
(
さんにん
)
あり。
弥次行
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
何か
呪
(
のろひ
)
を呟く
妖婆
(
えうば
)
のやうにも見えた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
「ところで、此間二階の戸袋に射込まれたといふ、白羽の
箭
(
や
)
を見せて下さい、出來ることなら、
呪
(
のろひ
)
の藁人形も」
銭形平次捕物控:246 万両分限
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
死んでまでも
祟
(
たゝ
)
るお才といふ女が、お仙に取つては、手のつけやうのない
呪
(
のろひ
)
だつたのでせう。
銭形平次捕物控:331 花嫁の幻想
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
わけても
若葉
(
わかば
)
樣は、母上樣の潔白のため一日一刻も早く、その
呪
(
のろひ
)
の願文を書いた惡戯者を搜し出し、父上樣の御怒りも
宥
(
なだ
)
めて上げたいと、葬式の仕度もせぬおむづかりやうぢや。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
(『玉の輿の
呪
(
のろひ
)
』参照)以來、平次の腕に心から推服してゐる三つ股の源吉、このお小夜殺しをすつかり持て餘してしまつて、五日目には平次のところへ助け舟を求めに來たのでした。
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
物凄い
呪
(
のろひ
)
の
叱咜
(
しつた
)
を浴びて、あやめは暴風の前の草花のやうに大地に崩折れました。
銭形平次捕物控:090 禁制の賦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
朝井玄龍の一家にふりかゝる
呪
(
のろひ
)
は容易ではありません。
銭形平次捕物控:196 三つの死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
文吉の
呪
(
のろひ
)
は果てしもありません。
銭形平次捕物控:097 許婚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
呪
常用漢字
中学
部首:⼝
8画
“呪”を含む語句
呪咀
呪詛
呪禁
呪言
呪文
呪師
呪々
禁呪
呪縛
呪術
呪法
呪禁師
呪術師
呪願
呪殺
神呪
呪詛調伏
呪魔
呪誼
巫呪
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