“呪々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ノロヽヽ40.0%
のろのろ20.0%
のろ/\20.0%
ノロノロ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多くの語りゴトを、絶えては考へ繼ぐ如く、語り進んでは途切れ勝ちに、呪々ノロヽヽしく、くね/\しく、獨り語りする語部や、乳母オモや、嚼母マヽたちの唱へる詞が、今更めいて、寂しく胸に蘇つて來る。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
多くのかたごとを、絶えては考え継ぐ如く、語り進んでは途切れ勝ちに、呪々のろのろしく、くねくねしく、独り語りする語部や、乳母おもや、嚼母ままたちの唱えることばが、今更めいて、寂しく胸によみがえって来る。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
大日本日高見ひたかみの国、国々に伝はるありとある歌諺うたことわざ、又其旧辞そのもとつごと、第一には、中臣の氏の神語り、藤原の家の古物語、多くの語りごとを絶えては考へ継ぐ如く、語り進んでは途切れ勝ちに、呪々のろ/\しく
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
多くの語りゴトを、絶えては考へ継ぐ如く、語り進んでは途切れ勝ちに、呪々ノロノロしく、くね/\しく、ヒトガタりする語部や、乳母オモや、嚼母ママたちの唱へる詞が、今更めいて、寂しく胸に蘇つて来る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)