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吐
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はか
ふりがな文庫
“
吐
(
はか
)” の例文
飯を
吐
(
はか
)
せるというから、私は驚いて、あの腕前では
迚
(
とて
)
も
叶
(
かな
)
わぬから一生懸命逃げたんだが、あのくらい苦しいことはありませぬ、それ故御無沙汰になって
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
吐
(
はか
)
んと思ひ込みしに
冗
(
むだ
)
と仕たり瞬間に
本山
(
もとやま
)
に着けど馬に水もかはず只走りに走る梅澤櫻澤などいふ絶景の地に清く廣やかの宿屋三四軒あり
此
(
こゝ
)
に一宿せざることの
憾
(
を
)
しさよ山吹
躑躅
(
つゝぢ
)
今を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
硫黄
(
いおう
)
ヶ島の
若布
(
わかめ
)
のごとき
襤褸蒲団
(
ぼろぶとん
)
にくるまって、
抜綿
(
ぬきわた
)
の
丸
(
まろ
)
げたのを枕にしている、これさえじかづけであるのに、親仁が水でも
吐
(
はか
)
したせいか、船へ上げられた時よりは髪がひっ
潰
(
つぶ
)
れて
葛飾砂子
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
好事として
義理
(
ぎり
)
も人情もなき惣内方へ入
込
(
こみ
)
夫
(
それ
)
にても
尚
(
なほ
)
倦足
(
あきたら
)
ず無罪の九助を
咎
(
とが
)
に
陷
(
おと
)
し罪科に行はせんと
巧
(
たくみ
)
し段人面獸心とは汝がことなり今見よ
確成
(
たしかなる
)
證據
(
しようこ
)
を出し二言とは
吐
(
はか
)
せぬぞ又同じ
衣類
(
いるゐ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
閻王
(
えんおう
)
の口や牡丹を
吐
(
はか
)
んとす
郷愁の詩人 与謝蕪村
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
▼ もっと見る
花「なに云わなけりゃア脊骨を
殴
(
どや
)
して飯を
吐
(
はか
)
せても云わせるぞ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
吐
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
“吐”を含む語句
嘔吐
吐出
吐月峰
吐瀉
吐息
吐月峯
毒吐
竜吐水
逆吐
吐掛
唾吐
吐露
嘘吐
音吐
吐気
龍吐水
息吐
御吐
吐散
吐蕃
...