トップ
>
同窓
>
どうそう
ふりがな文庫
“
同窓
(
どうそう
)” の例文
斯栂の尾の寺に、今は昔先輩の某が
避暑
(
ひしょ
)
して居たので、余は
同窓
(
どうそう
)
の友と二三日泊りがけに遊びに来たものだ。其は余が十二の夏であった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
是
(
これ
)
は
私
(
わたし
)
の
竹馬
(
ちくば
)
の
友
(
とも
)
の
久我
(
くが
)
某
(
ぼう
)
が
石橋
(
いしばし
)
とはお
茶
(
ちや
)
の
水
(
みづ
)
の
師範学校
(
しはんがくかう
)
で
同窓
(
どうそう
)
であつた
為
(
ため
)
に
私
(
わたし
)
に
紹介
(
せうかい
)
したのでしたが、
其
(
そ
)
の理由は第一
私
(
わたし
)
と
好
(
このみ
)
を
同
(
おなじ
)
うするし
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
それで
同窓
(
どうそう
)
中では最年長者——どころではない、五ツも六ツも年上であったのである。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ようく知っておりますわい! お互いに
同窓
(
どうそう
)
の友でな、一緒によく垣根へなんぞ這いあがったものじゃて! なんで知らんことがごわしょう!
旧
(
ふる
)
い知合いでがすよ!……じゃあ
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
私
(
わたし
)
は、
生
(
い
)
きぬく
力
(
ちから
)
というものを
感
(
かん
)
じました。それは、
学校
(
がっこう
)
にいる
時分
(
じぶん
)
、
先生
(
せんせい
)
からも
聞
(
き
)
いた、
健康
(
けんこう
)
で、まじめに
働
(
はたら
)
くということですが、
同窓
(
どうそう
)
の
小泉
(
こいずみ
)
くんについて、
最近
(
さいきん
)
私
(
わたし
)
は
胸
(
むね
)
を
打
(
う
)
たれました。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
土肥君は余の同郷、小学校の
同窓
(
どうそう
)
である。色の浅黒い、
顋
(
あご
)
の四角な、
鼠
(
ねずみ
)
の様な可愛いゝ黒い眼をした
温厚
(
おんこう
)
な子供であった。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
此
(
この
)
人は
本郷
(
ほんごう
)
春木町
(
はるきちやう
)
に
居
(
ゐ
)
て、
石橋
(
いしばし
)
とは
進文学舎
(
しんぶんがくしや
)
の
同窓
(
どうそう
)
で、
予備門
(
よびもん
)
にも
同時
(
どうじ
)
に入学したのでありましたが、
同好
(
どうこう
)
の
士
(
ひと
)
であることは知らなかつたと見えて、
是
(
これ
)
まで
勧誘
(
くわんいう
)
もしなかつたのでありました
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“同窓”の意味
《名詞》
同窓(どうそう)
同じ学校または同じ師で学んだこと。または、その出身者。
(出典:Wiktionary)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
窓
常用漢字
小6
部首:⽳
11画
“同窓”で始まる語句
同窓會
同窓会
同窓生
同窓の友